バンコクのソイドッグ 2|Kootsとの出逢いスクンビットの路上生活犬

スクンビット63の路上生活犬Kootsとの出逢い

夜になると若干にぎわう、あるソイの中間あたりの屋台で食べていると、明らかにアルファメイルだと見受けられる群れの中でひときわ風格の漂うオス犬が目にとまるようになりました。ソイを完全に牛耳るボス、いつも新参者や同じエリアに飼われている犬に対して目を光らせている、声もひときわ大きなボス犬、それが、今私達が一緒に過ごしている年長犬のKootsです。

Kootsは、ソイの中で1番大きな屋台を中心に、そのソイで生まれ育った犬なのでした。年齢は当時出逢った頃で6歳半、他の2頭Kootsの双子の子供は1歳半。夕方になると、メインの屋台が店の準備をし始めるなか、Kootsはその場所を充分見渡せる場所にたたずんで、夜が来るのを待っていました。その大きな屋台で食事をするようになったのも、その近くの麺のお店で食事をしている私たちに寄ってきて、なかば誘うようにしてきたのです。

私たちは、このソイの中央あたりにいちばん大きなこの屋台で、毎晩食事をするようになりました。屋台は、私たちが住むカジュアルなコンドミニアムのすぐ下の広場に、ほぼ毎日のようにお店を出しています。いつも私たちがコンドを出ると、広場にさしかかる前に、Kootsをはじめとする彼の群れの仲間のだれかが私たちを見つけて、迎えるように走り寄ってくるようになりました。いつも彼らにテーブルを囲まれながらする食事は、なんだか私たちを守ってくれているような、友達ができたようなそんな気分でした。

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路上生活犬のKootsに美味しいお水をあげたい!

それから私たちが彼らにしてあげた最初のことは、きれいで美味しいお水をあげること。なぜなら、食べ物は屋台や人からもらったりするのを見ていたけれど、いつもきれいなお水を飲める環境ではないことに気づいたからです。食べ物は豊富な国ですが、生きていく上で肝心なお水を犬たちに提供している様子は、あまり見受けられないのが現実でした。路上の店や路地の片隅に、犬用だと思われるタライや器に水が汲んであるのを見たことがありますが、路上や屋外に置かれているものはまだいい方で、路上の雨水を飲んでいる犬もいれば、苔の生えた植木鉢に溜まった水を飲んでいる犬も普通です。

排水溝の溝に溜まって流れてくる、なかば汚水に近い状態の水を飲んでいることも日常です。うちの2頭のKootsの子供たちのうちの一頭バンビちゃんは、暑さをしのぐためにか私たちの前で、その排水の水たまりにジャポン!っと、つかってみたりして。。。私はもう、きゃあ!そんなことしないでって、もう慌てふためいて彼を水から起き上がらせて、そのあとからだを拭いたり洗ったりした事がありました。そんなこんなで、きれいなお水をあげることからまずはじめようと思い、彼らもものすごく喜んで私たちが提供するきれいな飲み水(冷やしたドリンキングウォーター)を、それは美味しそうに飲むようになりました。それが彼らとの深い重要なコミュニケーションしゅだんになり、その後につながっていったのです。