犬の肥満細胞腫7|腫瘍のグレードについて

肥満細胞腫のグレードを知るには?

犬の肥満細胞腫のグレードを正確に知るには、手術により摘出した腫瘍をバイオプシー(病理組織検査)で確認しなければなりません。初心の段階で行う、ニードル生検で判断できるのは、肥満細胞腫が悪性か良性かどうかを知ることしかできず、あくまでそのグレードを決定するための材料として用いることになります。

様々な悪性度を示す肥満細胞種は、簡単に治療ができるものから、急激に進行または制御不能な状態で死に至らしめるものまであります。

 

 

肥満細胞腫のグレードの分け方2種

グレードの病理診断における、組織学的分類には2種類あります。

⑴Patnaik: 組織学的グレード分類

その悪性度のレベルの違いによって3段階に分ける方法

 

                                       悪性度

グレード1  高分化型       低い

グレード2  中間型             ↕︎

グレード3  低分化型       高い

 

 

レベルを見分ける際は、以下の基本的なポイントに着目しています。

・腫瘍細胞の分裂(分化)の程度

・腫瘍細胞の発育(増殖)の速度

・腫瘍細胞の密度

・腫瘍細胞の形成が被包性か浸潤性か

・腫瘍細胞の密度

・腫瘍細胞の転移状況

 

Kiupel分類: 良性か悪性かの違いによって2つに分ける方法

Ki67, PCNAの特殊染色や、Kitの免疫染色、C-Kitの変異の組み合わせによって調べる